登校拒否と母子分離
ひとつの例をひいてみましょう。
ある中学生の母親がいます。
子どもが学校を休みはじめてから約半年になります。
この母親は私のところへ来るごとにまず不安を訴えます。
子どもの休んでいるのをみると、気が狂いそうになります。
私がおかしくなっているのです、と自認しています。
さらに、父親がさっぱり協力しないとこぼします。
子どもも父親を好んでいないのでしょう。
離婚したほうが良いのではないかと、悩んでいます。
とにかく、子どもを恐れています。
どこか施設へしばらく離してみては、ということになり、またしばらく夏休みの間でも子ども同士の生活のできる企画に参加させてみては、という段取りになりますが、ギリギリのところで、結局子どもが離れない、というよりも不安で離せない……というわけです。