オイル・ショックとアメリカ

イギリスの『フィナンシャル・タイムズ』紙恒例の1971年度「オスカー」賞には、


「みずからのフレトンウッズ体制を破壊しながら、その尻拭いを他国に強制した」


・・・として、アメリカに「鉄面皮最高賞」が与えられました。


日本とはちがってアメリカの仕打ちに対してがまんをしなかったのが、その支配下にあった石油産出国でした。


ドル収入に頼っていた彼らは、その切り下げで収入を大幅に減らされ、その仕返しに、石油価格を4倍に引き上げました。


いわゆる「第一次オイル・ショック」です。


しかし、これで最も被害を受けたのは、日本やヨーロッパなどの石油の大量輸入消費国でした。


これに対しセブン・シスターズといわれる米英石油メジャーは、国際カルテルの主導権こそ奪われましたが、価格引き上げに便乗することができたのです。


・・・とはいえ、こうしたオイル・ショックにまったくの無防備をさらけ出したアメリカの打撃は深刻でした。


« 抵抗の「元気」 | メイン | オイル・ショックとアメリカ 2 »

About

ひとつ前の投稿は「抵抗の「元気」」です。

次の投稿は「オイル・ショックとアメリカ 2」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り